電子書籍あり

月神祭

月神祭

《闇狩り師》九十九乱蔵の原型キャラともいわれる、若き王子アーモンの物語。インド版“陰陽師”の活躍を描く!

著者 夢枕獏
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2016/10/07
ISBN 9784198941604
判型・ページ数 文庫・496ページ
定価 825円(税込)
世の中には、わざわざ飢えた魔の顎へ首を突っ込みたがるような輩がいるのでございますよ。我が殿アーモンさまもそのおひとりでしてな。虎が人喰いをしたと聴けば、ふらりとそこへお出かけになったり。今回は人語を解する狼の話に興味をもたれ、シヴァ神が舞い降りるというムリカンダ山へ出掛けたのでございます。そこは月の種族が棲む地だと人は怯えているのですが……。九十九乱蔵の原型キャラ、アーモンの活躍を描く、古代インド怪異譚!
  • 夢枕獏
    1951年神奈川県生まれ。東海大卒。77年「カエルの死」でデビュー。『キマイラ』『闇狩り師』『サイコダイバー』『陰陽師』などの人気シリーズを持つ。『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞。『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞。『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞、吉川英治文学賞。近年、菊池寛賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。18年、紫綬褒章を受章。
Kira
図書館本。ノベルズ版既読。主人公アーモンは九十九乱蔵の原型だとか。そのアーモンが退屈しのぎに妖異退治をする話。惚れ惚れするほどの強さと優しさ。危機に陥っても不敵な笑みを浮かべる精神的余裕とユーモア。何度読んでも楽しませてくれる。
Porco
神代インドの小国の王子アーモンとお付きのバラモンの爺様による珍道中。このアーモンが宮下あきらや本宮ひろ志作品に出てきそうな巨大な体躯と気風のいい精神性と理知を兼ね備えた好漢でバイオレンスあり神秘性ありと夢枕獏のいいとこどりの作風だ。これが中途半端というわけでもなくただただ良い。 アーモンにバイオレンス描写ということでずっと永井豪の画で想像してたけどとてもしっくりくる。

関連書籍

ネット書店で購入する

定価825円(税込)

電子書籍を購入する

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加