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人情刑事・道原伝吉

八ヶ岳野辺山の殺人

八ヶ岳野辺山の殺人

五十年前の遭難事件に端を発した切ない事件に挑んだ人情刑事の名推理!

著者 梓林太郎 著・文・その他
ジャンル 文庫 > 徳間文庫
発行元出版社 > 徳間書店
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2016/05/07
ISBN 9784198941000
判型・ページ数 文庫・320ページ
定価 704円(税込)
長野県警安曇野署管内の交番で時限爆弾が爆発、警官が重傷を負った。拾得物の鞄に仕掛けられていたらしい。安曇野署刑事・道原伝吉は現場へ急行。目撃情報からリュックサックを背負った男が容疑者として浮上する。翌日、目撃者が車ごと高瀬川に転落し怪我をした。事故の直前、前方で人が立ちはだかったという。犯人の口封じか?五十年前、八ヶ岳山中で起きた遭難事件とある一家の悲劇に、謎を解く鍵が潜むことを突き止めた道原刑事が真犯人に迫る!
  • 梓林太郎
    1933年長野県飯田市生まれ。様々な職業を経て、1980年「九月の渓で」で「小説宝石エンタテインメント大賞」を受賞して作家デビュー。山岳ミステリーの第一人者として、多くの読者を魅了する。長野県警松本署の刑事・道原伝吉シリーズ、旅行作家・茶屋次郎シリーズ等々著書は230冊に及ぶ。映像化された作品も多い。
mercury
交番爆破事件をきっかけに50年以上前の事件とそれに翻弄された人々を描いている。面白かったが、こんな時間がたった後で真相が明らかにされるもとの事件を解決出来なかった警察も無能だなと思ってしまう。それが無ければこの物語は成立しないのだが……。
kai2010
道原伝吉シリーズ。同僚からの奇妙な同居人についての相談に交番爆破事件、爆破事件の目撃者が狙われ、さらに同僚の妹までもが襲われる。事件に関連性を見いだし、捜査するうちに過去に起こった2つの事件に行き当たった。60年以上前の放火殺人が発端になり、被害者遺族が起こした復讐とその事実の隠蔽。犯人が隠したかったものは過去の復讐の証拠だった。復讐した事情はわかるが、新たに起こした事件は余分だった気がする。結局、これが元で全て、明るみになったのだから・・・。

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