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奈落の顔
高瀬川女船歌 七
鋳掛け屋の太兵衛が死に、葬式になぜか東町奉行所与力が弔問にやってきた。かつて太兵衛は東町奉行所の付同心をしていたという。ある捕物の夜、盗人の隠れ家へいっせいに踏み込もうとしていた時、太兵衛の幼い息子の仁助が蛍を捕りにきていて、父親に声をかけ、捕物は失敗に終わったのだ。太兵衛は出仕に及ばずということとなり鋳掛け屋となったのだが、町の情報をつかみ、町番屋に知らせていたのだ。曳き人足となった仁助がとった行動とは…。
TM
宝塚図書館
sasha♪
久しぶりの澤田ふじ子さんの本。これまで、最後の終わり方にあと3行欲しいと思っていたけれど、どれも心がすーと落ち着く終わり方だった。このシリーズはまた読みたい。表紙に描かれた物語が切なくて好きなのに、NOimageなのは残念