徳間文庫

奈落の顔

高瀬川女船歌 七

澤田ふじ子/著


発売日:2015年09月04日
ISBN:978-4-19-894012-6
判型/仕様:文庫判
定価:本体660円+税

 内容紹介

鋳掛け屋の太兵衛が死に、葬式になぜか東町奉行所与力が弔問にやってきた。かつて太兵衛は東町奉行所の付同心をしていたという。ある捕物の夜、盗人の隠れ家へいっせいに踏み込もうとしていた時、太兵衛の幼い息子の仁助が蛍を捕りにきていて、父親に声をかけ、捕物は失敗に終わったのだ。太兵衛は出仕に及ばずということとなり鋳掛け屋となったのだが、町の情報をつかみ、町番屋に知らせていたのだ。曳き人足となった仁助がとった行動とは…。

 著者プロフィール

澤田ふじ子
1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

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