銭とり橋

高瀬川女船歌 三

銭とり橋

高瀬川に集う人々の哀歓を描いた澤田ふじ子の人情・市井シリーズの代表作!

著者 澤田ふじ子
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2015/01/07
ISBN 9784198939298
判型・ページ数 文庫・336ページ
定価 737円(税込)
故郷の川にかかる粗末な丸太橋をかけかえようと、長らく托鉢を続ける僧の普照。苦労の末に集めた金は十両。が、その金をならず者たちに奪われてしまったのだ。失意の普照を助けようと、高瀬川界隈で評判の居酒屋「尾張屋」の主人・宗因が一肌脱ぐことに。大店の主たちが金を出そうとするが、本人は申し出を拒否するのだ……。
人間の気高さと愚かしさ。市井に生きる人々の哀歓を描いた人情時代小説の傑作シリーズ!
  • 澤田ふじ子
    1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。高校教師、西陣織工等を経て作家デビュー。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。主な著書に『羅城門』『虹の橋』また『公事宿事件書留帳』『足引き寺閻魔帳』等人気シリーズも多数。

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