無外流 雷がえし 下

拵屋銀次郎半畳記

無外流 雷がえし 下
著者 門田泰明
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2014/03/07
ISBN 9784198938086
判型・ページ数 文庫・420ページ
定価 737円(税込)
時代小説の王道を往く「門田泰明時代劇場」新シリーズの下巻。ぐいぐい読ませる剣戟シーン、思わず膝を打つ会話のやり取り、心あたたまる情の場面の数々。謎の凶賊集団を殲滅せよとの幕命を受けた銀次郎の前に、正体不明の忍び集団が立ちはだかる。凄絶この上ない剣戟。激闘、激闘のはてに、凶賊集団の正体を知った銀次郎は、殺された友の名を叫びつつ、敵のあわれさに、胸に哀切がよぎった。時代エンターテイメントの傑作!
  • 門田泰明
    2004年10月に刊行した初の時代長篇小説『ひぐらし武士道 大江戸剣花帳 上・下』がベストセラーに。以降、<門田泰明時代劇場>と銘打った娯楽剣戟文学作品を矢継ぎ早に発表する。主なシリーズとして、「ぜえろく武士道覚書」シリーズ。「浮世絵宗次日月抄」シリーズ。「拵屋銀次郎半畳記」シリーズがある。本書は「拵屋銀次郎半畳記」シリーズ最初の作品。
千日紅
★★★★☆銀次郎の全身から、さながら音を立てて炎を噴き上げていくかのような凄まじい殺気が放たれつつあった。双方全く動かない。敵の「雷がえし」は殺気を隠し激情を抑え、黙々として暗く澄んでいる。月に雲がかかり、濃い闇が二人を包んだ。闇の中空で鋼の激突しあう音が聞こえ、無数の小さな火花が闇の中を走る。月明かりが戻り、二人の姿が浮かび上がった。ともに息ひとつ乱れていない。
いえのぶ
無外流の達人の銀次郎の友人が殺害された。西国から江戸に強盗団が出没する。この2つの事件の関わりは?巻末に予想しない結末が。

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定価737円(税込)

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