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純喫茶トルンカ
純喫茶トルンカは、下町情緒の色濃く残る商店街の、さらに路地を抜けた袋小路にある喫茶店。場所がわかりづらいこともあり、やってくるお客のほとんどが近所の人ばかり。でもコーヒーの味はなかなかのもの。マスターは物静かで無口な中年男性。大学生バイト・修一と一緒にお店をしているのだが、ある日、修一に「私たちは前世でお会いしてるんです!」と突然女の子に声をかけられた!一体どういうこと?
くじらいるか
これほどまでに純かと思うほどピュアで安心して読める作品であった。 いい出会いがなんかないかなぁ
みうむん
谷中のレトロな喫茶店を舞台にしたハートウォームストーリー。下町の雰囲気とそこで暮らす人々の喜び悲しみが温もり溢れる筆致で描かれていて実に魅力的だった。ストーリーがどう展開していくかは、何となくわかってしまうのだが、それで興ざめになることはない。むしろ、その安心感が心地よかった。そして、物語の舞台となった谷中銀座やよみせ通り、夕やけだんだんに行ってみたい気持ちがむくむくと膨らんだ。