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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二
著者 夢枕獏
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2010/02/05
ISBN 9784198931209
判型・ページ数 文庫・544ページ
定価 734円(税込)
 妖物が歌ったのは李白の「清平調詞」であり、約六〇年前、玄宗皇帝の前で楊貴妃の美しさを讃えた詩であった。白居易という役人から示唆され、一連の怪事は安禄山の乱での楊貴妃の悲劇の死に端を発すると看破した空海は、その墓がある馬嵬駅に赴く。墓前には白居易――のちの大詩人白楽天が。彼は空海に、詩作の悩みを打ち明けるのであった。  映画『空海 ―KU-KAI―美しき王妃の謎』原作。2018年2月24日公開。
  • 夢枕獏
    1951年神奈川県生まれ。東海大卒。77年「カエルの死」でデビュー。『キマイラ』『闇狩り師』『サイコダイバー』『陰陽師』などの人気シリーズを持つ。『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞。『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞。『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞、吉川英治文学賞。近年、菊池寛賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。18年、紫綬褒章を受章。
リエさん
38 半年前に読んだばかりなのに内容を覚えてない。覚えてないと言うよりは理解出来てなかったんだと思うわ。再読して内容が分かってきました。面白いねぇ。不空和尚は玄宗上皇に何を言ったのかしら?青龍寺が今回の件に絡んでいたこともこれで分かったわね。不空和尚が連れてきた子供の僧も何か関係があるのかな?消えた楊貴妃、白龍、丹龍。これからどうなるのか?空海たちは唐の国で20年暮らせるだけのお金を持って入唐したってことだけど、一体いくら持ってきたのか気になるわ。白楽天が語った項羽と虞美人のお話もいつか読んでみたいわ。
Worldさん
阿倍仲麻呂の記した奇妙な体験の記録。楊貴妃と玄宗皇帝とそれに振り回された人々のお話面白すぎませんか。貴重な体験ではあるけれど、倭国に帰郷することは叶わないことへの恨み。これを読んだ空海がどう出るのか面白いわ…。

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