君よ憤怒の河を渉れ

君よ憤怒の河を渉れ

濡れ衣を着せられたその日から、検事・杜丘の地獄の逃亡生活が始まった。怒りだけが彼の支えだった。ハードロマン最高傑作!

著者 西村寿行 著・文・その他
ジャンル 文庫
発行元出版社 > 徳間書店
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2005/11/07
ISBN 9784198923419
判型・ページ数 文庫・464ページ
定価 796円(税込)
濡れ衣を着せられたその日から、元東京地検検事・杜丘の地獄の逃亡生活が始まった。自分を罠に陥れた者は誰なのか。怒りだけが彼の支えだった。巨匠のハードロマン最高傑作!
 1976年に高倉健主演で映画化し中国でも記録的大ヒット。
 そして本書を原作とした新たなる映画『マンハント』が2018年2月9日(金)公開。監督ジョン・ウー、主演チャン・ハンユー&福山雅治。
  • 西村寿行
    1930年11月3日年香川県出身。ハードロマンと呼ばれる作風で人気を得る。 1969年にデビュー後、動物小説、社会派ミステリ、アクション小説(バイオレンス小説)、パニック小説など幅広い作品でベストセラー作家となる。代表作に、映画化もされて大ヒットした『君よ憤怒の河を渉れ』『犬笛』など。
隠者
これはハードボイルドではなく冒険小説として読むとしっくりと来る。ちょっと気になったのは羆を仕留めたのはいいとしてその肉を放置したこと。今後のことを考えればこれもきちんと処理して食料としそうなもんだし何なら牧場で渡して諸々協力をって方が無理がなさそうな。何にせよそんな細けーことはいいからスカッとしたのをみたい!という話。精神病院の扱い見るに随分変わったと感じるしラストの精神病に関して主人公に言わせたのは作者の見解であり優しさであり。ちょっと尻切れトンボ感は否めないけど楽しめた一冊。
しょう
出だしからいきなり水沢と名乗る女から強盗の犯人と糾弾された挙句逮捕されてしまう検事の杜丘。加えて、寺田と名乗る男の指摘により窃盗事件の容疑までかかってしまい、独自に真相を探るため逃亡するという展開。水沢と名乗る女が偽名である上に死体で発見されより緊迫感が増してくる。しかし肝となる杜丘の逃亡以降はただ派手なだけで熊やサメを相手にしたり、杜丘の都合のいい後付け設定が活きたり等荒唐無稽な描写が多く、ここまでくると滑稽だ。内容で見ても主要キャラで見ても自分の知ってるハードボイルドとは言い難く→

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