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さくらと扇

さくらと扇

秀吉、家康…時の権力者から国を守った、名門足利の血を引くふたりの姫の「女子の戦」。操觚の会×地方自治体コラボ小説第一弾。

著者 神家正成
ジャンル 文芸書
シリーズ 文芸書
出版年月日 2020/02/28
ISBN 9784198650261
判型・ページ数 四六・352ページ
定価 1,870円(税込)
石高わずか五千石の小藩・喜連川藩は、なぜ十万石の大名同様の扱いを受けたのか。
その裏には、名門足利氏の血を引くふたりの姫君の存在があった――。

小弓公方の家に生まれ、美しく武芸にも優れた嶋子は、秀吉の側室となり足利家再興を願う。
父の逝去を受け、わずか九歳で古河公方の家督を継いだ氏姫は嶋子の弟、国朝に嫁ぎ、喜連川家誕生の一翼を担う。

秀吉、家康…時の権力者から国を守った、ふたりの姫の「女子の戦」。
  • 神家正成
    1969年愛知県生まれ。中学校卒業後、陸上自衛隊少年工科学校(現、高等工科学校)に入校。北海道にて74式戦車の操縦手として勤務。自衛隊を3等陸曹で依願退職。その後、韓国に留学。以降、韓国と関わる仕事に従事。2014年、第13回『このミステリーがすごい!』大賞にて『深山の桜』で優秀賞を受賞。著作に『七四』『赤い白球』『桜と日章』、共著に『伝奇無双「秘宝」 』『幕末暗殺!』がある。
カワセミ440
同級生に古河市出身の奴がいて、『古河っていうのは昔々は関東の中心だったんだ!』って言ってたの思い出した。関東管領上杉氏も古河だったよなあ、そういえば。っていうことを偶然これ読んだんだけど、戦国時代の足利尊氏の係累の二人の姫の話だったんだな。豊臣秀吉から徳川へ移りゆく時代の趨勢に翻弄されながらも足利氏の血統を残すことができたのは姫たちのそういう努力だって初めて知ったな。あの喜連川藩ってそういう出自なのね。勉強になりました。
チャーリー
古賀公方というのがあったのを初めて知った。室町幕府が滅んだ後も、関東で血を残すために戦った人々の姿は何とも言い難い。

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