電子書籍あり

ブルーブラッド

ブルーブラッド

復員した貝塚透馬は衝撃的な事実を知る。両親が殺されたーー。国際謀略渦巻く敗戦後の東京を舞台、愛と憎悪の復讐劇が始まる!

著者 藤田宜永
ジャンル 文芸書
シリーズ 文芸書
出版年月日 2019/11/22
ISBN 9784198649692
判型・ページ数 四六・496ページ
定価 2,200円(税込)
国際謀略サスペンス、圧巻の到達点!


敗戦後の混乱期、日本で進行していた
「ナチスの隠し財産」争奪戦


各国諜報機関の謀略が飛び交うなか
男と女は、運命の再会を果たした――

=====

三年半ぶりに本土の地を踏んだ
復員兵の貝塚透馬は、
衝撃の事実を知らされる。

空襲を逃れ軽井沢の山荘に疎開していた両親が、
ピストルを持った強盗に撃ち殺されたというのだ。
犯人は未だ捕まっておらず、
遺体の第一発見者であるメイドの八重は
事件後、姿を消した。

両親を殺したのは誰なのか。

東京で八重の捜索を開始した透馬だったが、

フランス留学時代の旧友、
恵理子に再会したことで
思わぬ事態に巻き込まれていく――。

事件の裏に見え隠れする、
ナチスの隠し財産をめぐる
恐るべき国際謀略とは!?
  • 藤田宜永
    1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。
prism
本土の土を踏んだ復員兵の貝塚透馬は、 衝撃の事実を知らされる。 空襲を逃れ軽井沢の山荘に疎開していた両親が、強盗に撃ち殺された。遺体の第一発見者であるメイドの八重は事件後、姿を消した。 両親を殺したのは誰なのか。東京で八重の捜索を開始した透馬だったが、フランス留学時代の旧友、恵理子に再会したことで思わぬ事態に巻き込まれていく―。事件の裏に見え隠れする、ナチスの隠し財産をめぐる恐るべき国際謀略とは!? 〜透馬・八重・恵理子・金色夜叉の房太郎〜読み応えあり!
ManaAlisa
藤田宜永の作品は初めて。内容も全く知らず、タイトルだけが目について借りてきた。 戦後すぐの東京が舞台なので歴史や土地に疎い私にはイメージが掴みにくかったし暗い。 とはいえ、全体的にはなかなかよくて、続きが気になって一気読みした。 結末はなんだかな…。知りたかった部分の回収はされなかったし、その後はどうした?仲間はどう思った?と考えるばかり。

関連書籍

ネット書店で購入する

定価2,200円(税込)

電子書籍を購入する

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加