こどもの国
ハバネ市に奇妙な“おまじない”のウワサが広がっていた。それは、町の守り神“コクテンさま”が、悪者を退治してくれるおまじない。成就すれば、〈因果の糸〉を操るチカラをもった少年が、〈こどもの国〉からやってくる。彼は、悪者の耳元でこう囁くのだ。「――天罰って知ってる?」 守り神を信奉するもの、その正体を追うもの――様々な人々の思いが交錯する中、少年と同じチカラを持った〈黒い女〉が町を訪れ、不穏な事件の始まりを告げる――。
りん
子供側と大人側から、事件の裏側に迫っていく。テンポよく読めるエンタメ作品。
オッジ
「こどもの国」読了。 僕の本書への感想は、この一言に尽きます。 「こどもの国」はヒーローモノに大切なすべてのことが詰まっている。 大人と子供、どちらの目線から見ても確かな感動を得られる。 幅広い年代にお勧めしたい作品です。