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豊渓里(プンゲリ)

北朝鮮核実験場 死の情景

豊渓里(プンゲリ)

金一族の絶対権力、核保有という欲望の犠牲になった北朝鮮の人々。謎に包まれていた豊渓里の核実験場、ついに封印が解かれる!

著者 金平岡
五十嵐真希
ジャンル 一般書
一般書 > 社会一般(政治・社会)
シリーズ 一般書
出版年月日 2018/08/25
ISBN 9784198646745
判型・ページ数 四六・368ページ
定価 2,035円(税込)
2018年6月、歴史的な米朝首脳会談が行われたが、その大きなテーマの1つは核施設の放棄だ。過去6回の地下核実験が行われた朝鮮半島北東部の豊渓里(プンゲリ)。核開発エリート技官を夫に持つ脱北著者が小説の形を借りて明かす衝撃のノンフィクションノベル! 三代にわたる金一族の絶対権力、核への執念、失われたのどかな暮らし。ベールに包まれていた豊渓里の核実験場、ついに封印が解かれる!
  • 金平岡
    平壌で生まれる。17歳の時、北朝鮮の「青少年白頭山賞」作文創作大会で入賞する。金正日から自筆書簡をもらうほど、期待されていた作家だった。平壌演劇映画大学を卒業後、朝鮮中央放送委員会学生少年部と児童文学編集部に勤務。その後、脱北。
  • 五十嵐真希
    東京生まれ。早稲田大学卒業後、法律事務所に勤務。訳書に『満州夫人』(かんよう出版)、『韓国、朝鮮の知を読む』(クオン、共訳)、『朝鮮の女性(1392-1945)―身体、言語、心性』(クオン、共訳)、『銭の戦争』(竹書房、共訳)などがある。
山葵
2018年出版。平壌に生まれ、作家をしていたという著者が、かつての自分の北朝鮮での経験などを交えて書いた「小説」。小説とはいえ、金正日や張成沢など実在の人物や、崔竜海がモデルだと思われるチェ・ビョンソという人物が登場するなど、実話を元にした小説であることが示唆されている。自分の体すら自分のものではなく権力に翻弄される人々の閉塞感、絶望感のようなものが生々しく描かれる。ただし、文の運び方に拙い部分が多くみられ、読みづらさを感じるのが残念な部分である。
FFM
フィクションだと言うが、金一族の独裁政治を告発するような内容だった。北朝鮮では、多くの住民が餓えに苦しんでいるのかもしれない。核がなければもっと暮らしが良くなるのではないかと思う。

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