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これからヤバイ 米中貿易戦争
北朝鮮問題、ZTE、南シナ海、一帯一路など、米中激突は決定的となった。世界経済に及ぼす影響を気鋭の経済評論家が緊急予測!
著者 | 渡邉哲也 著 |
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ジャンル | 一般書 一般書 > 社会一般(政治・社会) |
シリーズ | 一般書 |
出版年月日 | 2018/05/31 |
ISBN | 9784198646318 |
判型・ページ数 | 四六・240ページ |
定価 | 1,650円(税込) |
経済崩壊を食い止めるために習近平は独裁的権力を強化、国営企業の増強で海外市場を荒らし、南シナ海侵略を本格化させている。そのカラクリに気づいたアメリカは、同国で買収攻勢を強めてきた海航集団や安邦を融資規制で破綻危機に追い込み、ZTEとの取引禁止、中国への制裁関税強化など、次々と対中規制を打ち出している。米朝首脳会談中止を決めたトランプは、北朝鮮の態度急変の裏に中国の存在を公言、決定的となった米中激突のシナリオを描く!
RainDrop
経済評論家から見た米中冷戦。本に書いてあった事柄が、2019/07/14現在、さらに進んでいる。ファーウェイはアメリカで規制され、ドイツ銀行は人員整理。メルケル首相は震えている。 本が発売されてからも米中冷戦の傾向は緩和されることなく突き進んでいる。この二国が何を考えているのか知りたくて読んだ。
ポンさん
ZTEやファーウェイとの取引停止や関税の応酬など、今まさに起こっている貿易戦争の背景・現状、加えて習近平の掲げる一帯一路構想について理解できた。 貿易赤字の解消のためと安易に考えていたが、安全保障上の問題が非常に大きいとのこと。 ただ、現時点の力関係ではこの貿易戦争に中国の勝ち目はない、という楽観的な論調だったが、そこの根拠は弱い。 また、AIIBに対する日本のスタンス「条件付き肯定」が意外と(?)しっかりしていることがわかって嬉しい。次政権の対応も見ておかなければ。