-
初沢亜利 写真集 『東京 二〇二〇、二〇二一。』が第30回 林忠彦賞を受賞!
2022.03.08
隣人、それから。
38度線の北
最悪の緊張状態から急速に宥和が漂う朝鮮半島。激変さなかの北朝鮮の日常を写真家は堂々切り取った。隣人・北朝鮮を知る必読書。
著者 | 初沢亜利 著 |
---|---|
ジャンル | 一般書 一般書 > 社会一般(政治・社会) |
シリーズ | 一般書 |
出版年月日 | 2018/05/16 |
ISBN | 9784198646257 |
判型・ページ数 | A4変・176ページ |
定価 | 3,300円(税込) |
北朝鮮の都市部や地方で普通に暮らす人々を撮った前作から5年。核実験、金正男暗殺と史上最悪の緊張から一転、北朝鮮と韓国は4月末に南北首脳会談、その先には米朝会談と宥和ムードが高まる大変化の時代に、写真家は再び訪朝を繰り返した。眼前には急増した交通量、富裕層の台頭など経済制裁の効力を疑う景色。男女は堂々と逢引し、同性同士も手を繋ぐなど一般市民にも穏やかな空気があった。報道では見えない日常からあの国を考える、必読の一冊。
itokake
北朝鮮に許可をもらって撮影した写真集、第2弾。2016年~2018年の北朝鮮。金正恩政権が安定したことで、人々が豊かになった。スーパーマーケットの棚に商品ふんだんにある。だが、まだまだ貧しさはあちらこちらからにじみ出る。畑の収穫物を盗まれないように、収穫期には泊まり込みをする人がいる。地方に手作りのような橋が川に掛けられていた。この橋の素朴さ。日本にはもはやこのような橋は存在しないだろうし、まるで民話の世界のように感じてしまった。よど号生存者たちのポートレートがあり、生活が垣間見れた。
mikuty
「東京、コロナ禍」の初沢亜利さんの過去の作品。