隣人、それから。

38度線の北

隣人、それから。

最悪の緊張状態から急速に宥和が漂う朝鮮半島。激変さなかの北朝鮮の日常を写真家は堂々切り取った。隣人・北朝鮮を知る必読書。

著者 初沢亜利
ジャンル 一般書
一般書 > 社会一般(政治・社会)
シリーズ 一般書
出版年月日 2018/05/16
ISBN 9784198646257
判型・ページ数 A4変・176ページ
定価 3,300円(税込)
北朝鮮の都市部や地方で普通に暮らす人々を撮った前作から5年。核実験、金正男暗殺と史上最悪の緊張から一転、北朝鮮と韓国は4月末に南北首脳会談、その先には米朝会談と宥和ムードが高まる大変化の時代に、写真家は再び訪朝を繰り返した。眼前には急増した交通量、富裕層の台頭など経済制裁の効力を疑う景色。男女は堂々と逢引し、同性同士も手を繋ぐなど一般市民にも穏やかな空気があった。報道では見えない日常からあの国を考える、必読の一冊。
  • 初沢亜利
    1973年、フランス・パリ生まれ。上智大学文学部社会学科卒業。第13期写真ワークショップ・コルプス修了後、イイノ広尾スタジオを経て写真家としての活動を開始する。東川賞新人作家賞、日本写真協会新人賞、さがみはら賞新人奨励賞受賞。写真集に『Baghdad2003』(碧天舎)、『隣人。38度線の北』『隣人、それから。38度線の北』(共に徳間書店)、『True Feelings 爪痕の真情』(三栄書房)、『沖縄のことを教えてください』(赤々舎)、『東京、コロナ禍。』(柏書房)。
itokake
北朝鮮に許可をもらって撮影した写真集、第2弾。2016年~2018年の北朝鮮。金正恩政権が安定したことで、人々が豊かになった。スーパーマーケットの棚に商品ふんだんにある。だが、まだまだ貧しさはあちらこちらからにじみ出る。畑の収穫物を盗まれないように、収穫期には泊まり込みをする人がいる。地方に手作りのような橋が川に掛けられていた。この橋の素朴さ。日本にはもはやこのような橋は存在しないだろうし、まるで民話の世界のように感じてしまった。よど号生存者たちのポートレートがあり、生活が垣間見れた。
mikuty
「東京、コロナ禍」の初沢亜利さんの過去の作品。

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定価3,300円(税込)

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