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雲上雲下
「草どん、語ってくれろ」どこからともなく現れた子狐は、目の前にいた草に話しかけた。物語をせがむ子狐に、草どんは重い口をひらく……。
子狐に山姥、乙姫に天人、そして龍の子。民話の主人公たちが笑い、苦悩し、闘う!
「俺たち、本当に存在しているんですか?」
やがて物語は交錯し、雲上雲下がひずみ始める。物語が世界から消えてしまうのか?
不思議で懐かしい、ニッポンのファンタジー。
子狐に山姥、乙姫に天人、そして龍の子。民話の主人公たちが笑い、苦悩し、闘う!
「俺たち、本当に存在しているんですか?」
やがて物語は交錯し、雲上雲下がひずみ始める。物語が世界から消えてしまうのか?
不思議で懐かしい、ニッポンのファンタジー。
Mikey
世の中から昔話が信じられなくなり少なくなって行くとどうなるかをファンタジックに描いた作品。物悲しい結末に寂しい思いがする。草どんの語る物語はどれも引き込まれる秀逸の作品。語り継ぐ大切さを教えてくれる。
にのこ
語りの文章も素敵だ。声に出してよんでもよいかも。 にしても、こんな風にお話がつながっていくとは、、 現代の人達の会話のなんと味気ない冷たいものか。 最後の猫模様の……エピソード!大好き。