大正時代

記録を記憶に残したい

大正時代

大正時代とは明治と昭和をつなぐ15年間ではありません。今の社会の礎を築いた重要な時代であったのです。その真の姿とは――

著者 山口謠司
ジャンル 一般書
シリーズ 一般書
出版年月日 2017/12/21
ISBN 9784198645274
判型・ページ数 新書・200ページ
定価 1,100円(税込)
2019年5月1日に元号が変わり新しい時代がスタートする。果たして新時代はどんな姿になるのか?そのヒントは大正時代にあった。ラジオ、女性の社会進出、モガ、普通選挙法…。現代日本の基礎は大正時代に始まったものばかりなのだ。未曾有の被害を受けた関東大震災も、そこから復興を始めたのもまた大正時代である。100年前の日本は時代の大きな転換期だった。かくも濃密な15年間を振り返るとみえてくる日本の真の姿を紹介した一冊。
  • 山口謠司
    1963年長崎県生まれ。博士(中国学)。大東文化大学文学部大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現大東文化大学文学部中国学科准教授。 主な著書に『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、『日本語を作った男 上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)、『日本語の奇跡〈アイウエオ〉と〈いろは〉の発明』『ん─日本語最後の謎に挑む─』『名前の暗号』(新潮社)、『てんてん 日本語究極の謎に迫る』(角川書店)、『日本語にとってカタカナとは何か』(河出書房新社)、『大人の漢字教室』『にほんご歳時記』(PHP研究所)、『漢字はすごい!』(講談社)、『語彙力のへそ』(徳間書店)など著書多数。『日本語を作った男 上田万年とその時代』は第29回和辻哲郎文化賞を受賞。
土田愛夏
読みやすくてすんなり内容が頭に入る本でした。
Roko
15年しかなかった大正時代ですけど、けっこういろんなことがあったんですね。大正時代に第一次世界大戦はありましたけど、主にヨーロッパでの戦争だったので、日本で暮らす人たちにとっては平和な毎日という感じだったのでしょうね。でも、この戦争をきっかけにアジア進出を始めた日本は、第二次世界大戦で大敗を喫するわけです。こういう歴史って大事なのに、学校で教わった日本史にはちっとも出てきませんでした。知らないというのは実は怖いこと。大正時代のことを振り返ってみると、今の時代とちょっと似てるような気もします。

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