社会が漂白され尽くす前に

開沼博対談集

社会が漂白され尽くす前に

ヤクザ、AV、風営法と歓楽街、北朝鮮、沖縄基地問題、震災と福島…不可視化されていく問題を追う者と共に問う、社会学の挑戦!

著者 開沼博
ジャンル 一般書
シリーズ 一般書
出版年月日 2017/08/31
ISBN 9784198644581
判型・ページ数 四六・320ページ
定価 1,760円(税込)
多くの人が「あってはならぬ」と考える問題を「見てみぬふりをして済ませようとする」なかで、そうはせずに問題に直接向かい合ってきた人たちがいる。北朝鮮、沖縄米軍基地、飛田新地、AV、ヤクザ、歓楽街と風営法、死刑、震災と福島……我々の日常から不可視化されていく現代日本の実態。それらに直接触れてきた者たちとの対話から、気鋭の社会学者が捉えた社会を駆動するメカニズムの正体とは――。衝撃作『漂白される社会』をさらに深めた対話篇。
  • 開沼博
    昭和59年生まれ。福島県出身。東京大学文学部卒業。同大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学。専攻は社会学。著書に『日本の盲点』『はじめての福島学』『漂白される社会』『フクシマの正義』『「フクシマ」論』『社会が漂白され尽くす前に:開沼博対談集』『福島第一原発廃炉図鑑』『常磐線中心主義』『地方の論理』『「原発避難」論』など。フィールドレコーディング作品に福島第一原発内部の音を収録したCD「選別と解釈と饒舌さの共生」。学術誌の他、新聞・雑誌等にルポ・評論・書評などを執筆。
キク
タイトルに惹かれて、素通りはできませんでした。AV・飛田・ヤクザ・北朝鮮・クラブ・親族内殺人事件の遺族・福島の現状という、「社会の公式見解」が固定化され消費されかかっている問題を、当事者達と再度見つめ直そうとしている。ネットニュースの短い見出しだけで、この世界で何が起きてるかわかった気になってちゃ危ないよなぁ。
金平糖
C。

関連書籍

ネット書店で購入する

定価1,760円(税込)

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加