電子書籍あり

優しい水

優しい水

拾ってきた魚を殺した原因と思われる水の観察を始めた中学生。まずは近所の犬や友達に飲ませることにして……。

著者 日明恩
ジャンル 文芸書
シリーズ 文芸書
出版年月日 2017/03/28
ISBN 9784198643621
判型・ページ数 四六・408ページ
定価 2,090円(税込)
両親の離婚を機に母の故郷へと引っ越してきた中学生の石塚洋は、近所の川で捨てられたと思しき熱帯魚を見つけた。洋は魚の引き取り所の存在を知り持ち込もうとするものの魚は全滅してしまう。悲しみにくれる洋だったが、魚を入れていたバケツの水の中に”白いもやもやしたもの”を見つけ「魚を殺した原因かもしれない」と観察を始めた。そして喧しい近所の犬、仲良くなれない友達にその水を飲ませることにして……。見えざるモノが日本を揺るがす!
  • 日明恩
    神奈川県生まれ。日本女子大学卒業後、2002年『それでも、警官は微笑う』で第25回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『そして、警官は奔る』『やがて、警官は微睡る』『それでも、警官は微笑う 』『鎮火報 Fire's out』『埋み火 Fire's out』『ギフト』『ロード&ゴー』『啓火心 Fire's Out』がある。
Yoko Oishi
タイトルとは違って結構怖い話。こういうバイオテロ的なことって全然ないとは言えないよなぁ。ギフトがほっこり系だったからびっくりしたけどこっちはこっちで嫌いじゃない。他の作品も読んでみよ。
a*u*a*i*n34
題名とは真逆の全く優しくない水による恐ろしい話にどういう結末を用意するのかが気になり思わずページを捲るスピードも早くなります。寡作な日明さん、シリーズものの続編でも何でもお待ちしてます。

ネット書店で購入する

定価2,090円(税込)

電子書籍を購入する

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加