茜の茶碗

裏用心棒譚

茜の茶碗

盗まれた茶碗を捜索せよ。理不尽な命を受けた武士が最後に下した決断とは。全ビジネスマン必読! 胸のすく時代娯楽活劇

著者 上田秀人
ジャンル 文芸書
シリーズ 文芸書
出版年月日 2017/03/08
ISBN 9784198643614
判型・ページ数 四六・344ページ
定価 1,870円(税込)
当て身一発で追っ手を黙らす。浪人の小宮山は凄腕の見張り役だ。盗賊からの信頼も篤く、仕事は引きもきらない。しかし彼には、裏の顔があった――。相馬中村藩に下賜された茜の茶碗が盗まれた。事が露見すればお家取り潰しは必至。不測の事態に焦った藩主は、一番の剣の遣い手に茶碗捜索を命じる。それが小宮山だったのだ。浪人になりすまし幾度も盗みに立ち合うが、目当てのものは見つからない。捜索開始から二年。更なる難題が小宮山に降りかかる…。
  • 上田秀人
    1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。2022年、「百万石の留守居役」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。主なシリーズに「将軍家見聞役 元八郎」「織江緋之介見参」「お髷番承り候」「禁裏付雅帳」「裏用心棒譚」(以上、徳間文庫)、「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「勘定吟味役異聞」「御広敷用人 大奥記録」「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(以上、光文社文庫)、「奥右筆秘帳」「武商繚乱記」(以上、講談社文庫)、「妾屋昼兵衛女帳面」「町奉行内与力奮闘記」(以上、幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(以上、角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)などがある。そのほかにも『本懐』(光文社)、『夢幻』『翻弄』(中央公論新社)、『本意に非ず』(文藝春秋)、『陽眠る』(角川春樹事務所)、『布武の果て』(集英社)、『継ぐ者』(KADOKAWA)など著書多数。
エイキチ
単行本の蔵書 上田さんは久しぶり 相馬藩は将軍家より下賜された茜の茶碗を失くした 恐らく盗まれたようだ 藩で一番の剣の遣い手・小宮山一之臣は 藩主から茶碗の探索を命じられ 止む無く浪人として江戸で活動を開始する 先立つものはなく 盗賊に手を貸し見張り役として 盗みの現場に立ち会うことに 目的は茶碗を見つけること えっ 田沼主殿頭から茜の茶碗を所望された とても失くしたとはいえない相馬藩は 代わりの茶碗を探せって 漸く探し出しそれを田沼に献上したら 偽物だとバレたから 今度は取り返して来いって 勝手やなあ 
わたしは元気
面白い。

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定価1,870円(税込)

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