茜の茶碗
裏用心棒譚
当て身一発で追っ手を黙らす。浪人の小宮山は凄腕の見張り役だ。盗賊からの信頼も篤く、仕事は引きもきらない。しかし彼には、裏の顔があった――。相馬中村藩に下賜された茜の茶碗が盗まれた。事が露見すればお家取り潰しは必至。不測の事態に焦った藩主は、一番の剣の遣い手に茶碗捜索を命じる。それが小宮山だったのだ。浪人になりすまし幾度も盗みに立ち合うが、目当てのものは見つからない。捜索開始から二年。更なる難題が小宮山に降りかかる…。
エイキチ
単行本の蔵書 上田さんは久しぶり 相馬藩は将軍家より下賜された茜の茶碗を失くした 恐らく盗まれたようだ 藩で一番の剣の遣い手・小宮山一之臣は 藩主から茶碗の探索を命じられ 止む無く浪人として江戸で活動を開始する 先立つものはなく 盗賊に手を貸し見張り役として 盗みの現場に立ち会うことに 目的は茶碗を見つけること えっ 田沼主殿頭から茜の茶碗を所望された とても失くしたとはいえない相馬藩は 代わりの茶碗を探せって 漸く探し出しそれを田沼に献上したら 偽物だとバレたから 今度は取り返して来いって 勝手やなあ
わたしは元気
面白い。