紙の世界史

PAPER 歴史に突き動かされた技術

紙の世界史

切れ味鋭い歴史書に定評のあるマーク・カーランスキーが、紙を通して文明の始まりから現代までの世界史を概観する骨太の歴史書。

著者 マーク・カーランスキー
川副智子
ジャンル 一般書
一般書 > 社会一般(政治・社会)
シリーズ 一般書
出版年月日 2016/11/24
ISBN 9784198642969
判型・ページ数 四六・496ページ
定価 2,640円(税込)
世界的ベストセラー『鱈――世界を変えた魚の歴史』『塩の世界史』のマーク・カーランスキーが手掛けた「紙」の歴史。紙が最初につくられた中国から、イスラム、スペイン、イタリア、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ、日本まで、まさに「紙」を通して世界史を概観する骨太の歴史書。経済、芸術、宗教、生活様式等、紙が人類に与えた影響を多角的な視点から解説。知のカリスマ・佐藤優氏推薦。
  • マーク・カーランスキー
    1948年生まれ。アメリカを代表する知識人のひとり。NYタイムズ・ベストセラーリストの常連で、ノンフィクションを中心に活躍。『鱈――世界を変えた魚の歴史』(河出書房新社)は15か国語以上に翻訳され、世界的なベストセラーとなった。『塩の世界史――歴史を動かした小さな粒』(扶桑社(2014年中公文庫として再刊))、『1968――世界が揺れた年』(ヴィレッジブックス)など邦訳された書籍も多い。独自の視点によるシャープな歴史解釈に定評があり、コラムニストとしても高く評価されている。ニューヨーク在住。
  • 川副智子
    翻訳家。早稲田大学文学部卒。訳書は『西太后秘録』(講談社)、『私の中のあなた』(早川書房)、『シージャー発作』(扶桑社)など多数。
minamimi
面白かった!布くず(そういう言葉さえ聞いたことがなかったくらいなのだが…)から紙。その時代が長い。いや、その前の羊皮紙の時代は、もっと長い。それはヨーロッパの話で、中国や日本では、もっと前から紙はあった。アラブの世界も。 紙ができたら、活版印刷へ。そこからは欧州がすごいスピードで、巻き返す。文字が、紙が、印刷が発展する必然性が語られていて、ワクワクした。人の欲望があって、新しいテクノロジーが生まれる。1つのテクノロジーで、世界が変わるのではない。
偏頭痛
紙というと木を伐採して~とかの先入観があったものでパピルスやら羊皮紙やらがまず出てきたのに言われてみればそれもそうなのかと。それに木からとの先入観から欧州でずっと布くずから紙を作っていたことに驚く。それからもいけるのか。レンブラントやダ・ヴィンチ、ゴーギャンなど紙を重視たりよく扱った芸術家の話も興味深かった。再生紙はいわゆるリサイクルをするのは良いけど実際に環境のためになっているのか問題で興味深い。そういう話あるよね。紙がどうなっていくかはわからないけど実際なくなるというのはないだろうなぁ。

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定価2,640円(税込)

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