痣

被害者の体には亡き妻と同じ“印”が刻まれていた! 辞職間近の刑事が直面した、最低最悪の事件!

著者 伊岡瞬
ジャンル 文芸書
シリーズ 文芸書
出版年月日 2016/11/22
ISBN 9784198642716
判型・ページ数 四六・312ページ
定価 1,980円(税込)
奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。
浮き足立つ署員たちの中で、ひときわ動揺している刑事がいた。二週間後、妻の命日を機に辞職すると決めている真壁修だ。被害者の左胸にあった木の葉のような印。それが、在りし日の妻の左胸にあった痣と酷似していたのだ。妻を殺した犯人は、死んだはずだった……。
なぜ犯人は、俺を挑発するのか――。
  • 伊岡瞬
    1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞しデビュー。16年『代償』19年『悪寒』で啓文堂書店文庫大賞を受賞。20年『痣』で徳間文庫大賞を受賞。他の著書に『瑠璃の雫』『教室に雨は降らない』『本性』『不審者』『赤い砂』『朽ちゆく庭』『残像』『清算』など著書多数。
もッ
う〜ん…普通に面白いかったんだけど、他作品に比べて、クライマックスの衝撃度はいまひとつだった気が。伊岡作品ということで、自分の中で期待値上げすぎたかも。。。にしても、相変わらず伊岡作品には憎っったらしい登場人物が多い。
かっこちゃん
一年目の結婚記念日に妻を殺された真壁刑事。やがて又来るその日付の退職願を出していた。そんな時無残な死体が出た。その死体は最愛の妻の痣と同じ形の傷をつけられていた。真壁を否応なく事件に駆り出していく連続殺人事件。唖然とさせられる事件の全貌であリ、現実にはあり得ないと、思いたい。けれど、この世の中、些細な階段の踏みはずしから、それを糊塗する為に重大な罪を重ねる事は大いにありそうだ。シビアな環境の中、等身大の自分を生きるのはずっと難しい事かもしれない。事件は嘘でも、諸々は哀しいけれど凄く真実味があった。不思議

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