文芸書

疾れ、新蔵

志水辰夫/著


発売日:2016年06月08日
ISBN:978-4-19-864165-8
判型/仕様:四六判
定価:本体1,700円+税

 内容紹介

上屋敷で異変があり、新蔵は越後岩船藩の酒匂近江守忠純の中屋敷に向かった。抱えた梯子をかけ、一気に庭に忍び込み、雨戸を叩く。応じた侍女のたきのは志保姫をともなっていた。主人の須川幾一郎に異変が起きたときには姫を国許につれ戻す手立てになっていた。江戸表にも国許派のものがいるのだ。追っ手をかわして、姫を連れて戻れるのか! 街道筋には見張りがいる。巡礼の親子に紛して旅は始まった。名手が描くエンタテイメント時代長篇。

 著者プロフィール

志水辰夫
1936年、高知県生まれ。雑誌のライターなどを経て、81年『飢えて狼』で小説家デビュー。86年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、91年『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞、2001年『きのうの空』で柴田錬三郎賞を受賞。2007年、初の時代小説『青に候』刊行、以降、『みのたけの春』(2008年 集英社)『つばくろ越え』(2009年 新潮社)『引かれ者でござい蓬莱屋帳外控』(2010年 新潮社)『夜去り川』(2011年 文藝春秋)『待ち伏せ街道 蓬莱屋帳外控』(2011年新潮社)と時代小説の刊行が続く。