恋したひとは車いす
その人とはテニスコートで出会った。
出会った瞬間に、結婚するとわかった。
何もかも夢に見ていた、理想どおりの人だった。
たったひとつ、思い描いていたことと違ったのは、車いすに乗っている、ということ。
storys.jp で数万人が涙した、真実のラブ・ストーリー。
出会った瞬間に、結婚するとわかった。
何もかも夢に見ていた、理想どおりの人だった。
たったひとつ、思い描いていたことと違ったのは、車いすに乗っている、ということ。
storys.jp で数万人が涙した、真実のラブ・ストーリー。
D
図書館でふと気になって手に取ったのですが、私にとっては結構響く所が多かったです。夫が事故を通して社会に恩返しをしようとする思考であったり、結婚式が自分たちのためではなく、お世話になった人々に成長の証として挙げるものだとか。 朋子さんと夫さん、どちらの考え方も非常に前向きで、レジリエントな考え方なので、自分もこの考え方を見習っていきたい。
りの
車いすテニスを通して出会った筆者と夫、その出会いにより感じたことやできごとが綴られる。初めはどのように接したら良いか分からなかった筆者も、男性と過ごす時間が長くなるにつれてサポートの仕方が分かってきたり、不便を感じる部分の理解が進んでいく。車いす生活についてがわかる本というよりは、題名の通り「恋した人が(たまたま)車いす(だったから、そのことを書いてみた)」という日常の延長のような感じがして親しみやすかった。夫の「壁は色々あったけれど、よけたり、壊したり、乗り越えたりしてきた」という言葉が印象的だった。