GHQ焚書図書開封9
アメリカからの「宣戦布告」
日中戦争の真っ只中に出版された「大東亜戦争調査会」叢書を紐解き、満洲事変から支那事変、国際連盟脱退の舞台裏、そしてアメリカの対日経済圧迫まで、日米開戦に至る根本原因を掘り起こす。
そこではあの時代を生きた知性が、米の世界制覇への野望、不正な対日経済圧迫など、日本を開戦へと引き込む米英の戦略・暗躍を冷静に見抜いているのがわかる。戦後、日本人の歴史観から消し去られた「真実」を掘り起こす、西尾幹二の好評シリーズ。
そこではあの時代を生きた知性が、米の世界制覇への野望、不正な対日経済圧迫など、日本を開戦へと引き込む米英の戦略・暗躍を冷静に見抜いているのがわかる。戦後、日本人の歴史観から消し去られた「真実」を掘り起こす、西尾幹二の好評シリーズ。
田山河雄
悲しくて苦しくて息が詰まる 読むのに二週間かかった 少しづつ1900年前後からの動きが見えだしそうだ 英米が言うところのデモクラシーの本音(自由主義)、人種差別を心根に持つ覇権主義(膨張)と欺瞞とその故での美辞麗句とご都合主義…。だがそれ故にこそ米国が背負う戦後の宿痾(朝鮮戦争やベトナム戦争、その他幾多の戦争を背負ってきたこと)に、米国自身が苦しんでいる。ざま~みろだが、その米国に自国防衛を依存する我々自身の欺瞞を見れば、同じ穴のムジナではないか~そう思うだけでもそこから脱する一歩だと出来れば信じたいが…
軍縮地球市民shinshin
GHQによって戦後焚書された本を読み解くというシリーズの9巻目。今回は戦時中に出版された大東亜戦争調査会が編集した『米英の東亜攪乱』・『米英挑戦の真相』・『米国の世界侵略』を紹介している。米国は如何に日本を経済封鎖・在米日本資産の凍結等を駆使して経済的に日本を圧迫して行ったか、という事が詳細に書かれていて、戦後の歴史研究ではこういった米国側の視点であの戦争を見ていなかったことがよく分かった。そして日本の国家戦略のなさではとても米国には勝てないと思った。兵士は優秀だが愚将が多かったというか、官僚化していた。