GHQ焚書図書開封9

アメリカからの「宣戦布告」

GHQ焚書図書開封9
著者 西尾幹二
ジャンル 一般書 > 歴史・地理
シリーズ 一般書
出版年月日 2014/03/19
ISBN 9784198637743
判型・ページ数 四六・348ページ
定価 1,980円(税込)
日中戦争の真っ只中に出版された「大東亜戦争調査会」叢書を紐解き、満洲事変から支那事変、国際連盟脱退の舞台裏、そしてアメリカの対日経済圧迫まで、日米開戦に至る根本原因を掘り起こす。
そこではあの時代を生きた知性が、米の世界制覇への野望、不正な対日経済圧迫など、日本を開戦へと引き込む米英の戦略・暗躍を冷静に見抜いているのがわかる。戦後、日本人の歴史観から消し去られた「真実」を掘り起こす、西尾幹二の好評シリーズ。
  • 西尾幹二
    昭和10(1935)年、東京生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。専攻はドイツ思想と歴史哲学。保守主義を代表する言論知識人として活躍。新しい歴史教科書をつくる会初代会長。平成6年第10回正論大賞。平成27年瑞宝中受章を受章。著書に『ヨーロッパの個人主義』『ニーチェとの対話』(講談社現代新書)、『異なる悲劇 日本とドイツ』『江戸のダイナミズム』(文藝春秋)、『歴史を裁く愚かさ』(PHP研究所)、『国民の歴史』(扶桑社)、『GHQ焚書図書開封1~12』『保守の真贋』『日本の希望』(徳間書店)など。2011年秋より『西尾幹二全集』(全22巻)を国書刊行会から刊行中。
田山河雄
悲しくて苦しくて息が詰まる 読むのに二週間かかった 少しづつ1900年前後からの動きが見えだしそうだ 英米が言うところのデモクラシーの本音(自由主義)、人種差別を心根に持つ覇権主義(膨張)と欺瞞とその故での美辞麗句とご都合主義…。だがそれ故にこそ米国が背負う戦後の宿痾(朝鮮戦争やベトナム戦争、その他幾多の戦争を背負ってきたこと)に、米国自身が苦しんでいる。ざま~みろだが、その米国に自国防衛を依存する我々自身の欺瞞を見れば、同じ穴のムジナではないか~そう思うだけでもそこから脱する一歩だと出来れば信じたいが…
軍縮地球市民shinshin
GHQによって戦後焚書された本を読み解くというシリーズの9巻目。今回は戦時中に出版された大東亜戦争調査会が編集した『米英の東亜攪乱』・『米英挑戦の真相』・『米国の世界侵略』を紹介している。米国は如何に日本を経済封鎖・在米日本資産の凍結等を駆使して経済的に日本を圧迫して行ったか、という事が詳細に書かれていて、戦後の歴史研究ではこういった米国側の視点であの戦争を見ていなかったことがよく分かった。そして日本の国家戦略のなさではとても米国には勝てないと思った。兵士は優秀だが愚将が多かったというか、官僚化していた。

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定価1,980円(税込)

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