中国人の本性
歴史・思想・宗教で読み解く
親中国派の副島氏と中国に嫌気がさし日本に帰化した石平氏が日中衝突の深層を抉る。石平氏は日本が好きだった中国は宋、とりわけ南宋の文化にありとする。その文化的背景が解らない日本の文化人が今の中国を付け上がらせているとする。その筆頭が副島氏をはじめとする似非左翼だと厳しく糾弾。一方、今の中国が強行姿勢をとるのはアメリカをはじめとする西洋列強に搾取されたからだという。中国はアヘン戦争からおかしくなったと反駁する。
孝くん
「儒教が秩序を維持し、道教が王朝を倒す」中国の知識人列伝。中国思想の全体像を①漢文⇒②唐詩宋詞⇒③元曲⇒④南曲(明)⇒⑤清朝考証学(正当国学)として、副島氏が、中国亡命知識人の石平氏に教えを請う形式の対談書。北方民族に追い詰められた国や東夷という「屈辱史観」ではなく、正史と稗史を、大きく理解する。ただ、2013年の時点で、著者の石平氏は「これから中国の時代がくるとか、中国が世界の覇者になる、またその方向性を示すなどということはあり得ない」としている■中国歴代王朝の首都の変遷■チベットの鉱物資源■仁義の裏側
だろん
知識・情報を詰め込んだ思い込みの激しい副島氏が「どうだ俺はこんなに中国のことを詰め込んでいるんだ。知らない日本人は馬鹿ばかり」という論展を、大人の石平氏が諌める対談。石平さん、お疲れになったでしょう…読んだ私も疲れましたw それでも「今日はこんぐらいにしといてやらあ」的な副島氏は石平氏の意見を受け入れていない様子でちょっと稚げ…