中国人の本性

歴史・思想・宗教で読み解く

中国人の本性
著者 副島隆彦
石平
ジャンル 一般書
シリーズ 一般書
出版年月日 2013/07/22
ISBN 9784198636364
判型・ページ数 四六・256ページ
定価 1,650円(税込)
親中国派の副島氏と中国に嫌気がさし日本に帰化した石平氏が日中衝突の深層を抉る。石平氏は日本が好きだった中国は宋、とりわけ南宋の文化にありとする。その文化的背景が解らない日本の文化人が今の中国を付け上がらせているとする。その筆頭が副島氏をはじめとする似非左翼だと厳しく糾弾。一方、今の中国が強行姿勢をとるのはアメリカをはじめとする西洋列強に搾取されたからだという。中国はアヘン戦争からおかしくなったと反駁する。
  • 副島隆彦
    1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として、講演・執筆活動を続けている。日米の政界・シンクタンクに独自の情報源を持ち、金融経済からアメリカ政治思想、法制度論、英語学、歴史など幅広いジャンルで、鋭い洞察と緻密な分析に基づいた論評を展開している。主な著書に、『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』(ビジネス社)、『プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』(秀和システム)、『金融暴落は続く。今こそ金を買いなさい』(祥伝社)、『人類の月面着陸は無かったろう論』『ドル覇権の崩壊』『有事の金。そして世界は大恐慌へ』(徳間書店)など多数がある。
  • 石平
    1962年、四川省生まれ。北京大学哲学部を卒業後、四川大学哲学部講師を経て、88年に来日。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。2007年、日本に帰化。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を発表し、中国の反日感情の高まりを警告。以後、中国や日中関係の問題について、講演・執筆活動・テレビ出演などで精力的に展開している。『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞。著書に『日本にはびこる「トンデモ左翼」の病理』『朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか』『中国はなぜいつも世界に不幸をバラ撒くのか』(以上、徳間書店)、『世界史に記録される2020年の真実 内憂外患、四面楚歌の習近平独裁』(ビジネス社)、『中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム』(産経新聞出版)など多数。
孝くん
「儒教が秩序を維持し、道教が王朝を倒す」中国の知識人列伝。中国思想の全体像を①漢文⇒②唐詩宋詞⇒③元曲⇒④南曲(明)⇒⑤清朝考証学(正当国学)として、副島氏が、中国亡命知識人の石平氏に教えを請う形式の対談書。北方民族に追い詰められた国や東夷という「屈辱史観」ではなく、正史と稗史を、大きく理解する。ただ、2013年の時点で、著者の石平氏は「これから中国の時代がくるとか、中国が世界の覇者になる、またその方向性を示すなどということはあり得ない」としている■中国歴代王朝の首都の変遷■チベットの鉱物資源■仁義の裏側
だろん
知識・情報を詰め込んだ思い込みの激しい副島氏が「どうだ俺はこんなに中国のことを詰め込んでいるんだ。知らない日本人は馬鹿ばかり」という論展を、大人の石平氏が諌める対談。石平さん、お疲れになったでしょう…読んだ私も疲れましたw それでも「今日はこんぐらいにしといてやらあ」的な副島氏は石平氏の意見を受け入れていない様子でちょっと稚げ…

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