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詩の礫 起承転転

詩の礫 起承転転
著者 和合亮一
ジャンル 文芸書
シリーズ 文芸書
出版年月日 2013/03/11
ISBN 9784198635763
判型・ページ数 四六・280ページ
定価 1,540円(税込)
放射能が降っています。静かな夜です。――この一節から始まった「詩の礫」は新聞、雑誌、ウェブ、テレビ、ラジオで大反響。震災以降も和合氏を特集する番組は継続されている。被災地に暮らす者の怒り、祈りをのせた叫びのような言葉は、震災以降もツイッター上で発表され続け、原発の再稼動、政権交代など、あの日からの2年間に起きた社会的事象と連動しながら言葉を紡いでいく。字組みは縦組み。和合氏撮影の2年間の定点観測写真を挿絵として。
  • 和合亮一
    1968年、福島市生まれ。第1詩集『After』で第4回中原中也賞受賞。第4詩集『地球頭脳詩篇』で第47回晩翠賞受賞。2011年3月11日の東日本大震災以降、ツイッター上に詩を投稿、『詩の礫』『詩ノ黙礼』『詩の邂逅』を3冊同時刊行し、大きな反響を呼んだ。『誕生』『黄金少年』『入道雲入道雲入道雲』などの現代詩の他、エッセイ『詩の寺子屋』『心に湯気をたてて』ほか。共著に『往復書簡 悲しみが言葉をつむぐとき』(若松英輔氏と)『3.11を越えて 言葉に何ができるのか』(佐野眞一氏と)『にほんごの話』(谷川俊太郎氏と)など。震災後の活動について、みんゆう県民大賞、NHK東北文化賞などを受賞。代表作『詩の礫』は新潮ドキュメント賞、鮎川信夫賞最終候補となり、フランス詩壇のニュンク・ポエトリー賞を受賞(詩の本場フランスでの日本人の詩集賞の受賞は史上初)。『詩の礫』『廃炉詩篇』に次ぐ災後詩『QQQ』で萩原朔太郎賞受賞。
Sandy_TaSusong
氏の世界観に引き込まれた。前作から2冊まとめて一気に読みきってしまった。
wasabi
詩なのか? 自ら詩人だと称える 現代詩だと分類する 言葉の作品だと酔う 不安 憎悪 悲哀 どうだどうだ 鬼だ鬼だ 推敲のない表現の羅列 スマホ サーバ ネットワーク 電気を使って 詩を 言葉を 礫にして 激しく 執拗に投じ続ける ツイートが本として 未来に遺される 僕には放射能のようだ

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