転校生の16歳のジョンは、ある日突然、学年主任の重要書類を盗んだ、という濡れ衣を着せられ、翌日の昼までに無実を証明できなければ退学、という瀬戸際に立たされた。「敵」は学校を仕切る不良グループ。たった27時間で潔白を証明できるのか…? 一人きりで敵に立ち向かう少年を、英国の新鋭作家がスピード感溢れる文体で描くスリリングな物語!
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キース・グレイ
1972年イギリス生まれ。子どもの頃、ロバート・ウェストールの作品に出会って心酔し、作家を志す。『ジェイミーが消えた庭』(ガーディアン賞ノミネート)、『家出の日』(サンケイ児童出版文化賞推薦)、『ロス、きみを送る旅』などで話題の作家。
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野沢佳織
上智大学英文学科卒。訳書に『ソンジュの見た星』『ただ、見つめていた』『禁じられた約束』『ジェイミーが消えた庭』『ウェストール短編集 遠い日の呼び声』『ロジーナのあした』(徳間書店)、『凍てつく海のむこうに』(岩波書店)、『林檎の木から、遠くはなれて』(柏書房)『秘密の花園』(西村書店)他。