イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談

イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談
著者 押井守
ジャンル 文芸書
出版年月日 2004/03/28
ISBN 9784198618308
定価 1,760円(税込)
《人間は何故、自分の似姿を造ろうとするのか》――《他者とは何か》という深甚なテーマで挑んだアニメ劇場映画公開を記念して、押井監督の全てをさらけだす。〝人形の旅〟〝建築の旅〟〝身体の旅〟へ。養老孟司、四谷シモン、鈴木敏夫各氏との対談収録。
  • 押井守
    映画監督。1951年生まれ、東京都出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒。大学在学中、自主映画を制作。1977年タツノコプロダクションに入社。スタジオぴえろを経て、フリーに。おもな作品は『うる星やつら オンリー・ユー』(脚色・監督/83年)『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(脚本・監督/84年)『機動警察パトレイバー』(監督/89年)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(監督/93年)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(監督/95年)『イノセンス』(監督・脚本/04年)はカンヌ国際映画祭コンペ部門にノミネートされ、08年に公開された『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』もヴェネチア国際映画祭コンペ部門に出品されている。2015年『ガルム・ウォーズ』を発表。最新作は2021年公開の『ぶらどらぶ』(原作・総監督)。
やいとや
映画『イノセンス』理解に繋がる副読本となるか、というと微妙にならない本。これと併せてユリイカの『特集・押井守』と『特集・攻殻機動隊 S.A.C』を読むと多角的に検証が出来る。が、だからと言ってこの本が面白くないか、というと大層面白いのが厄介。特に演出が召喚する身体についての考察は流石の一言。鈴木敏夫との対談で「衰えた身体」が『イノセンス』を発想させた、という視点は非常に興味深い。この後の押井守は『ゾンビ日記』に見受けられるように完全フィジカル方面に振り切れる。
シオン
頭、脳ミソと身体について考えさせられた。文章が面白い。

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