聖者の行進

聖者の行進
著者 堀田善衛
ジャンル 一般書
シリーズ スタジオジブリ
一般書
ISBN 9784198618247
判型・ページ数 四六
定価 2,750円(税込)
  • 堀田善衛
かごめ
「ジブリの文学」を読んで作者の鈴木さん宮崎駿さんが好きな作家だと知り初読み。遠い記憶の中で読まねばと思っていた作家ではあった。1971年からの短編集なので半世紀近く前に書かれた作品ということだ。聖者は生者は屍を踏み越えて、生者を食らって歩み続ける。宗教は布教の名のもとに侵略を続け帰依したものには税を、しなかった者には死を与える。神とはいかなるものか?登場人物の一人、メノッキオは愛すべき愚かな賢者は神について語る。結果は悲惨だが。「生とは堪えがたい流刑であり、死は解放であった」それが聖者の行進であった。→
saba
歴史や宗教に題材をとった短編集。この人の、主語の格助詞で「の」を使う文章が好き。芥川龍之介もよく使う。短編ならではというか、特に「至福千年」など、終わりの余韻もとても良い。

関連書籍

ネット書店で購入する

定価2,750円(税込)

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加