森に落ちていた、大きくて、だいだい色のまあるいものを「おひさまのたまごだ!」と思いこんだ妖精。森のなかまたちとわいわい騒いでいると、そこへいやしんぼのカラスがやってきて…。世界中で読み継がれてきた北欧生まれの名作絵本。春を待つ気持ちが伝わってきます。
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エルサ・ベスコフ
1874~1953年。スウェーデン生まれの児童文学作家・絵本作家。6人の子どもを育てながら、数多くの物語・絵本を残した。その作品は、北欧だけでなく、世界中で、何世代にもわたって愛されている。主な作品に『もりのこびとたち』『ペレのあたらしいふく』(福音館書店)、『どんぐりぼうやのぼうけん』(童話館出版)、『おひさまのたまご』『しりたがりやのちいさな魚のお話』(徳間書店)などがある。
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石井登志子
1944年生まれ。同志社大学卒業。スウェーデンのルンド大学でスウェーデン語を学ぶ。訳書に『川のほとりのおもしろ荘』「エーミル」シリーズ(岩波書店)、『こんにちは、長くつ下のピッピ』『ぼくもおにいちゃんになりたいな』(徳間書店)などがある。