風神秘抄 下 ノベルズ版
互いに惹かれ合う天性の舞姫・糸世と笛の名手・草十郎。だが異能の二人が生み出す<力>に気づいた、時の上皇後白河の手が伸びる。上皇に命じられた舞を舞ううちに、神隠しのように姿を消した糸世。草十郎は糸世を探し求めるうちに、<鳥の王>に助けられ、鳥の国へ向かうことに…? 「勾玉三部作」の荻原規子の4賞受賞作、待望のノベルズ化。
ムツキシノン
図書館本。「おまえがどうなろうと、いつまでも見守っているよ。おまえが大好きだ。こんなに好きな人間ができるとは思わなかったくらいに。」 この台詞で号泣しました。草十郎と糸世の恋よりも、草十郎と鳥彦王の友情の方が心に訴えかけてくるものがあったのかもしれません。主人公は鳥彦王、なるほど確かに...
水の都
たまにはファンタジーに耽るのも良い。上橋作品が最上の好みだが、久しぶりの荻原さんも悪くない。恋愛度数がもう少し下がった方が読み易いが…。大きなお世話デス。