白鳥異伝 上 ノベルズ版
双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は〈大蛇の剣〉の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべき者じゃ」大巫女の託宣に、遠子がかためた決意とは…。ヤマトタケル伝説を下敷きに織りあげられた、壮大なファンタジーが幕を開ける! 人気画家佐竹美保の絵に飾られた待望のノベルズ版!
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「白鳥異伝・上」三部作のニ作目の上巻。「空色勾玉」の続きだと思い込んでいたので、びっくりしました(初読時は)。でもこのタイトルでヤマトタケルの話だと察するべきでした(笑)。闇と輝の氏族の話はもう神話になっています。(天孫降臨の時代に擬せられていましたものね。)そして今作は景行天皇の時代、そしてそして “勾玉” がいよいよ物語の中心に!主人公の遠子、幼馴染の小俱那(小碓)、二人はどうなってしまうの⁉️古事記の大碓・小碓の話がどうアレンジされていくのか気になるところです。下巻へGO!です。
ひとみ
前作のエピソードがほんのり入ってる作品に弱い 小さい頃はこの間はあまり好きではなかった気がするけど(空色勾玉と薄紅天女ばかり読み返していた)、大人になるとまた違う趣があって面白い。