終わりの国のトワ 1
実力派作家・土田完が描く、冒険ファンタジーの新星――。
これは、歪(いびつ)な世界に変革をもたらす物語。
文明が滅び、文字は機能を失い、この世から「女」が消え「男」だけとなった歪な世界。男達は宿り木と交わり、新たな命を生み出していた。
そんな中、唯一「母」から産まれ、「女」を識(し)る異端な少年・トワ。
「母」より託されし使命を遂行するため、「終わりの国のトワ」の旅が、今、始まる……。
これは、歪(いびつ)な世界に変革をもたらす物語。
文明が滅び、文字は機能を失い、この世から「女」が消え「男」だけとなった歪な世界。男達は宿り木と交わり、新たな命を生み出していた。
そんな中、唯一「母」から産まれ、「女」を識(し)る異端な少年・トワ。
「母」より託されし使命を遂行するため、「終わりの国のトワ」の旅が、今、始まる……。
skr-shower
単和版。文字と女の存在が神話の世界。続きが読みたい。
白雨
あらすじに興味を持ったので買ってみました。性差を超越していくような視点、現在とは全く異なる価値観が根付いた世界というのは個人的に惹かれる主題の1つだったりするので、面白く読むことができました。ファンタジー要素が強いからか、何かが欠けた世界であってもディストピア感が無くて、むしろこれから話が広がっていきそうなわくわくとした感覚があるのも楽しい。まだ世界観全体を把握できてはいないのですが、作品中の世界では失われている文学と女性という2つのものがこの先どのように結びついていくのか、気になります。