宣言ではなく、決意でもなく、自然に優しくこみあげてきた感情──あたしは、あたしの人生を生き直さなくてはならない。現実世界でそれぞれの事情で瀕死の状態に陥っているヒロム、キエ、ユキオの三人は、生きる気力を取り戻し、時間鉱山の三つの頂を目指す。シェンはそれを手助けするうちに、行方不明の友人マッキーとようやく出会う。自らの意思でここに残ったという彼もやはり、耐え難い現実ゆえの選択だった。迫り来る火山弾、大ミミズ、漆黒の巨鳥。そして出没する、シェンの母親にして凶悪犯、血まみれローズの“幻影”。やがて、キエ、ヒロムの体温が下がり始めた……。怒濤のクライマックス、「時間鉱山篇」完結!