今月号のテーマは、「競作」です。
まずは前号から始まった、『イラスト先行小説』企画。
イラストレーター森山由海氏が描いた作品2点をもとに、3人の小説家が短編小説を競作します。今号の「SFJ」では、神林長平氏と山田正紀氏という現代日本の本格SFを代表する二人のベテラン作家が、同じイラストをもとにそれぞれの作品世界を、作り上げます。そしてその末尾に、森山氏があらためて3点目のイラストを描き下ろします。なお、「問題小説」12月号でも、田中啓文氏が、まったく同じ企画に挑んでいます。前代未聞の2誌連動企画にご注目を!
そしてもうひとつは、日本SF新人賞作家による。短編小説の競作です。本年11月現在「第9回」の選考が進行中の日本SF新人賞ですが、これまでに多彩な才能を世に送り出してきました。今回は、それぞれがもっとも得意とする作風で、短編SFを書き下ろしてもらいました。新しい才能を見本市とも言うべきこの企画、存分にお楽しみください。