ミナミは、もとお笑い芸人。以前はそこそこテレビや舞台で活躍したが、ここ数年は声もかからず、いまはホテトルの運転手をしている。年末のある日。以前、窃盗の嫌疑をかけられ、ミナミに助けられた京子が、ミナミにお金を返しに来た。
ちょうどそのころ「笑いの学校」の同級生から仕事の依頼が来る。老人ホームの年越しイベントで、漫才をやって欲しいという。断るつもりだったミナミだが、京子が正月に帰るところがないと聞き、最後の舞台をみせようと、京子を北海道へ誘う。自殺未遂をしたばかりの漫才の元相方・サカイ、そしてひょんなことからミナミの父・ハツオも同乗し、4人を乗せた車は27日朝、大阪を出発する。それぞれの思いを乗せ、北海道・稚内をめざして、爆走する車。行く手に待ち受けるさまざまな事件を乗り越え、果たして、大晦日、最後の舞台に立つことが出来るのか。
笑いと感動のノン・ストップ・ロードノベル!