患者・秋山和雄を診察したのは7月の終りだった。CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた、それが事件の発端だった。
手術の前日、執刀医が俺であることに確認した秋山は突然言った。
「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」・・・
何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。
俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。
脳外科医の身に何が起きたのか?
衝撃の話題作!!